♪ Let's sing songs together ♪
あづみ野
 
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12/1(土)Vol.66 
テーマ:歌声喫茶開設7周年記念

       「スペシャルゲスト 芹洋子さんと歌おう!
ゲスト:芹洋子(歌手)/田中修二(Pf) 鈴木真紀子(Fl)

うたごえ伴奏:深澤嘉子(Pf・Key) 川井英子(Pf・Key) 原佐由理(Aco)
小林和彦(Gt) 大森流(Key) 平澤典子(A.Sax) 青木奈都子(Cl)
コーラス:“ちり☆ちり”麻和美希(Sp) 山崎薫(Al)

2007年最後のあづみ野うたごえ喫茶は7周年を記念し、ゲストにあの芹洋子さんをお招きしての特別開催となりました。かつてない大物ゲストの登場におかげさまで多くの予約が殺到し、立ち見席を設けても間に合わない程でした。90名に達する超満員の大きなうたごえが響いた3時間、ご参加できなかった皆様もこのページで当日の雰囲気を味わって頂ければ幸いです。
                       (画像をクリックすると拡大表示されます)

■前半 〜冬景色から琵琶湖周航の歌〜
前半はまず普段のあづみ野うたごえ喫茶のスタイルでお楽しみいただきました。司会者のタイトルコールとともに「いつでも夢を」で明るく元気にスタート。当うたごえ喫茶が誇る伴奏・誘導陣オールキャストに加えバックコーラス(後述)まで入る豪華な編成で開幕です。そして「冬景色」「冬の夜」「冬の星座」とおなじみの冬の童謡唱歌が続きます。「冬の星座」はディズニーの名曲「星に願いを」の有名なフレーズを前奏と後奏にサックスが吹くアレンジでしたがお気付きだったでしょうか。「ペチカ」「灯台守」ロシア民謡の「灯」「トロイカ」日本のフォークから「風」「星に祈りを」「小さな日記」と続き、このコーナー最後の二曲はうたごえ喫茶に欠かせない名曲を選びました。まずはアコーディオンのオカズが哀愁を漂わす「百万本のバラ」。そしてサックスとクラリネットが室内楽風に交錯する「琵琶湖周航の歌」。いずれも決して色褪せない、これからも歌い継いでいきたい名曲だと思います。

■ゲストコーナー 〜芹洋子さんと歌おう・その1〜
大きな拍手に迎えられ、いよいよ本日のスペシャルゲスト芹洋子さんが登場。ピアノの田中さんとフルートの鈴木さんもご一緒です。まずは芹さんの代表曲から
「花ぐるま」「坊がつる讃歌」。そして「シクラメンのかほり」「あざみの歌」「たんぽぽ」と花をテーマにした歌が続きます。時には客席を歩いてお客様にマイクを差し向けたり、曲間には楽しいトークや伴奏のお二人に自らインタビューをしたりで楽しませて下さいます。そして近年芹さんもシングルを発売した「旅立ちの日に」。最近の卒業式で歌われることが多い新しい歌です。お客様の年代ではご存知ない方も多いと思い、うたごえ喫茶スタッフの最若手でこの歌を実際に中学校の卒業式で歌った“ちり☆ちり”の二人に誘導を手伝ってもらいました。叙情的なメロディーの中に未来へ向かう力強さが溢れる曲で、当うたごえ喫茶でも今後歌っていきたい歌だと思いました。そしてこのコーナー最後の歌が「いま地球が美しい」。芹さんの思いが込められた人・自然・そして地球への讃歌が店内に響き渡りました。




■後半 〜懐かしの歌謡曲コーナー〜
休憩の後はあづみ野うたごえ喫茶名物の歌謡曲コーナーです。毎回このコーナーのオープニングでは誘導者がアカペラで1コーラス、喉を披露するのが恒例となっており、今回は“ちり☆ちり”の二人が初担当。そして歌うは
「月がとっても青いから」。ハモりや裏メロを入れつつ3番までフルコーラス歌わせて頂きました。若い二人が半世紀前の昭和歌謡を歌うという意外な取り合わせでしたが、可憐な歌声にお客様も目を細めて聴き入ったり一緒に口ずさんでいました。なお“ちり☆ちり”は過去3回毎年12月の恒例ゲストして登場していたコーラスグループ“コーロチリエージョのメンバーから歌謡曲のバックコーラス要員として編成したユニットです。そんなこともあり今回はコーラスがフィーチャリングされている歌謡曲を選んでみました。まずは今年亡くなった阿久悠さんが遺した20世紀の名曲「津軽海峡冬景色」。おなじみのイントロはピアノの“♪ジャジャジャジャーン”で始まり、それに続くむせび泣くサックスが否応にもムードを盛り上げます。哀愁感溢れるクラリネットがそれを受け継ぎ、歌へ突入。随所に7thコードを多用したコーラスやこの曲に欠かせないストリングスのオカズもキーボードで挿入され、あたかも石川さゆりがNHKで歌っているかのような演奏にお客様の声もいつになく大きかったようです。後奏では本家には存在しないちょっとジャズアドリブ風のフレーズをサックスが担当。大きな拍手を頂きました。二曲目は「愛の終着駅」。これもソプラノヴォイスが演奏と一体となって盛り上げる曲として有名です。もしドライアイスが焚かれれば八代亜紀が現れてもおかしくない、そんな雰囲気を目指しましたがいかがだったでしょうか。三曲目はこれもコーラスが欠かせない「恋の季節」。若々しい“ちり☆ちり”のコーラスにはこの曲が最も似合っていたようです。子供からお年寄りまで“夜〜明けのコーヒ〜”などと歌っていた昭和に店内がタイムスリップした感がありました。コーナー最後を飾ったのが「丘は花ざかり」。藤山一郎さん亡き後はテレビ等でもあまり流れませんが、女声コーラスが印象的な青春歌謡の隠れた名曲です。この歌を賑やかに歌って歌謡曲コーナーを締めくくりました。

■ゲストコーナー 〜芹洋子さんと歌おう・その2〜
赤の衣装に身を包んだ芹洋子さんが再び登場、うたごえ喫茶もクライマックスへ向かいます。まずは芹さんの持ち歌、その名も
「安曇野」という歌を皆さんで覚えて歌ってみようということで、芹さん直々の指導を頂戴しました。歌ってみると自然と涙が溢れるような歌詞・メロディーで、ぜひ広めていきたい素晴らしい曲でした。続いては季節をテーマにした日本の童謡唱歌や叙情歌から「おぼろ月夜」「夏の思い出」「赤とんぼ」「かあさんの歌」の四曲をメドレーで歌いました。そして「ふるさと」を大合唱。そのままの流れで一気に「四季の歌」へなだれ込み、最高の盛り上がりとなりました(このあたりの進行はさすがプロのなせる業でした)。鳴り止まぬ拍手の中、芹さんと伴奏のお二人に花束が手渡されます。この花束は花屋さんに芹洋子さんをイメージしてアレンジメントをお願いしたのですが、奇しくも芹さんも「まるで私みたい」と感想を言って下さいました。そしてアンコールに応えて頂き「青春時代」。我々うたごえスタッフもステージに促され手拍子で盛り上げます。ここまでで30曲近く歌っているお客様ですがまだまだ元気に歌えるご様子…。しかしいよいよ終幕です。名残押しつつも「今日の日はさようなら」を感動的に歌い、すべてのプログラムが終了しました。その後は即席のサイン&記念撮影会となり、憧れの芹さんとの交流に感激するお客様の姿が見られました。


いかがでしたでしょうか。あづみ野うたごえ喫茶7周年の集大成としてお招きした芹洋子さん、本当に素晴らしいステージを作って下さいました。きっとお客様の記憶にも未来永劫残る一日になったことでしょう。芹さんのようなプロの歌手をお招きするのは初めてのことで、運営側に不手際も多々あったかと思いますが、芹さんご一行の細やかな配慮やお客様の元気な歌声にスタッフも勇気付けられました。この場を借りて御礼申し上げます。
2007年のうたごえ喫茶は今回をもって無事終了、2008年は奇数月の開催でお送りしてまいります。来年もお元気で、あづみ野うたごえ喫茶でお会いしましょう、そしてご一緒に歌いましょう!

これまでのうたごえ喫茶
開設7周年記念特別企画
“スペシャルゲスト芹洋子さんと歌おう!”
(2007年12月1日)より
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